C2C編み図案作成ツール

C2C編み(コーナー・トゥ・コーナー)の図案を描くか写真を変換すると、実際に編むときに見るものが手に入ります。米国式の用語で書いた段ごとの編み方と、答え合わせに使えるブロック数です。印刷用PDFと毛糸の記号表も付きます。ブラウザーで無料で作成でき、PDFは$7.99です。

図案だけでなく、段ごとの編み方まで

C2C編みは斜めに編み進めるので、図案を見ながらそのまま編む人はいません。段ごとの説明を見て編みます。描いた図案から計算して、すべての段を編む順に書き出します。

→ Row 58 [WS]: (Cream) x 12, (Teal) x 46 (58 blocks)
← Row 59 [RS]: (Cream) x 11, (Teal) x 48 (59 blocks)
→ Row 60 [WS]: (Cream) x 11, (Teal) x 49 (60 blocks)
← Row 61 [RS]: (Cream) x 11, (Teal) x 48 (59 blocks) — Corner: start decreasing on RS

Total: (Cream) x 1284, (Teal) x 2316

矢印は編む方向で、段ごとに反転します。[RS](表)と[WS](裏)は、どちらの面が手前を向いているかを示します。各項目は色とそのブロック数で、編む順に並んでいます。行の最後のかっこ内の数は、その段のブロックの合計です。編み地を返す前に確認できます。そして、増減が切り替わるただ1つの段に「Corner」の注記が付くので、自分で見つける必要はありません。

記載はすべて米国式の用語(英語)で、ブロックは一般的な「鎖3目+長編み3目」のことです。squareではなくblockと書くのは、かぎ針編みでsquareといえばグラニースクエアを指すからです。毛糸の記号表もブロックで数えています。編み方と記号表が食い違っていると、図案をほどくことになりかねません。

印刷するPDFに

段ごとの編み方は、エクスポートしたPDFの1セクションとして、毛糸の記号表と図案のページの間に入ります。ページをまたいでも段番号は通しで続きます。

プレーンな.txtファイルで

「ファイル」→「エクスポート」→「テキストの刺し方」で、段ごとの編み方だけをダウンロードできます。スマートフォンで読んだり、作品のメモに貼り付けたりするのに便利です。

編みながら画面で

同じ段の説明をエディターで開けます。色名か、数の付いた色見本で表示できます。段をタップすると、今どこを編んでいるかに印を付けられます。

読みやすいように設定

編み始めの角を選び、表/裏の印、方向の矢印、色名と色見本の切り替えをオン・オフできます。3つの表示はいつも同じ内容に保たれます。

実際の398段の図案で、編み方を検証しました

C2C編みのブランケットは、40〜120時間かかる作品です。段数を間違えた編み方は小さな不具合では済まず、ブランケットをほどくことになります。そこで公開の前に、実際の200×199の図案と、それに対応する実際の398段の編み方を用意し、図案を自前の段の生成処理にかけて、出力を1行ずつ比較しました。段数、表と裏の印、方向の矢印、すべての色の並び順、それぞれのブロック数、段ごとの合計、そして総合計です。398段すべてが一致しました。

このテストは変更のたびに実行しているので、この結果はいつも保たれています。段の説明が図案からの近似ではなく、図案から計算したものだとはっきり言えるのはそのためです。そして、これは確かめられる主張です。1か月かけて編む図案について言う価値があるのは、そういう主張だけだと考えています。

グラフガンのデザインに必要なものがそろっています

多くの図案ツールは、画像を一度変換してマス目を渡すだけです。Stitchmateはエディターなので、印刷する前に1ブロックずつ描き、直し、仕上げられます。

本格的なエディター

ブラシ、塗りつぶし、直線、図形のツールに、回数無制限の元に戻す・やり直す。白紙の図案から始めることも、写真の変換結果を1ブロックずつ整えて、毛糸で編んだときに思いどおりに見えるようにすることもできます。

サイズはブロック数で

サイズは横のブロック数×縦のブロック数です。並太の毛糸を8/0号(5mm)のかぎ針で編むと1ブロックは約2.5cmなので、横50ブロックの図案なら、縁編みを除いて約127cm幅のブランケットになります。

並太毛糸のパレット3種類

Red Heart Super Saver(72色)、Caron One Pound(46色)、Bernat Super Value(60色)で、ラベルどおりの色名付きです。商品写真から採取した近似色で、公式の値ではありません。

ブロック数と糸量の目安

毛糸の記号表で色ごとのブロック数を集計し、余裕を加えて切り上げたヤード数と玉数の目安に換算します。保証ではなく目安なので、同じロットの毛糸を1玉多めに買っておいてください。

編集できる写真の変換

写真をアップロードすると、決まった計算で毛糸のパレットの色に対応させます。AIが図案を書くことはありません。結果は中身の見えない箱ではなく、自分のものとして編集できる図案です。

ブラウザーで無料

ダウンロードも登録も不要です。エディターを開いて、すぐにブロックを置き始められます。すべてブラウザーで動作します。

進行状況トラッカー

Fキーを押すと図案がチェックリストになります。編んだブロックに印を付け、1色だけを強調表示し、あと何晩で仕上がるかを確認できます。無料で、どの端末でも使え、端末間で同期されます。

C2C編みの図案を作る方法

1

サイズをブロック数で決める

手芸の種類に「C2C編み」を選び、横のブロック数×縦のブロック数を指定します。これで仕上がりサイズと段数の両方が決まります。横W×縦Hの図案は、W+H−1段の斜めの段で編みます。

2

描くか、写真を変換する

ブラシ、塗りつぶし、直線、図形のツールで色を置くか、写真をパレットに変換して整えます。色数を少なく、形を大きくするほど、あとで始末する糸端が少なくなります。

3

毛糸を選ぶ

Red Heart Super Saver、Caron One Pound、Bernat Super Valueから選べます。毛糸の記号表に、色ごとのブロック数と、ヤード数・玉数の目安が入ります。

4

エクスポートして編み始める

図案のページ、毛糸の記号表、段ごとの編み方が入ったPDFをエクスポートするか、段ごとの編み方だけを.txtで入手します。あとは角から編み始め、斜めに編み進めるだけです。

別の技法で編みますか? かぎ針編み図案作成ツールは、細編み、タペストリークロッシェ、方眼編み、モザイク編みのグラフガンの図案にも対応しています。段ごとの編み方が付くのはC2C編みだけです。

マス目で編むかぎ針編みなら図案を、C2C編みには段ごとの編み方も

グラフガンは図案を見て編むブランケットのことで、C2C編みはその技法のひとつです。細編み、タペストリークロッシェ、方眼編み、モザイク編みはどれも同じ色付きのマス目を読むので、エディターと印刷用の図案はすべてに使えます。マス目を描き、色を数え、印刷して、好きな技法で編んでください。写真から始めるなら、 写真からかぎ針編みの図案を作る ページで、切り抜き方、色数、技法ごとに図案から何が得られるかを解説しています。

段ごとの編み方が付くのはC2C編みだけです。細編みのグラフガンやタペストリークロッシェのようにまっすぐ往復して編む技法には、専用の段の生成処理が必要で、まだ提供していません。これらの技法では図案そのものが成果物で、これまでどおりマス目から目を数えて編んでいただきます。40段目で気づくより、ここで先にお伝えしておきたいと考えています。

どの技法が作品に合うか迷ったら、 C2C編み・細編み・タペストリークロッシェの比較(英語)で、それぞれの図案の読み方、編み地の違い、選び方を解説しています。

ほかのツールとの比較

図案ツールの多くは、画像をアップロードするとマス目が出てきて終わり、という変換専用のものです。余計な色が混じったり輪郭が崩れたりしたら、最初からやり直しになります。エディターなら直せます。1か月かけて編む図案なら、直す価値があります。

機能Stitchmate一般的なオンライン図案ツール
図案を一から描ける対応変換のみが多い
写真の変換後に編集できる対応(本格的なエディター)ツールによる
C2C編みの段ごとの編み方対応(PDFのセクションと.txt)ツールによる
往復編みのグラフガンの段ごとの編み方未対応(図案のみ)ツールによる
サイズをピクセルではなくブロック数で指定対応まれ
実在する並太毛糸のパレット3種類、色名付きツールによる
色ごとのブロック数と糸量の目安対応ときどき
複数ページの印刷用PDF対応(図案、記号表、段ごとの編み方)画像のみが多い
作成は無料、登録不要対応ツールによる

C2C編みの無料ツールとガイド

色合わせやパレットの計画には、毛糸のシリーズごとのカラーチャートがあります。 Red Heart Super Saver(72色)、 Caron One Pound(46色)、 Bernat Super Value(60色)です。

図案を読むのが初めてなら、 C2C編みの図案の読み方(英語)で、斜めの段、段数、色付きのマス目が段ごとの編み方になる仕組みを解説しています。増減が切り替わる位置を知りたいときは、 C2C編みの増し目と減らし目(英語)に、正方形と長方形の計算と、それぞれの角で実際に何が起きるかをまとめています。技法を選ぶなら、 グラフガンの技法を比較(英語)で、C2C編みを細編み、タペストリークロッシェ、ブロックステッチと並べて比べています。ブランケットが編み上がったら、 C2C編みの縁編み(英語)で、段差のある端の整え方と、その後の段を平らに仕上げる1周目を解説しています。

よくある質問

C2C編みの図案はどうやって作りますか?

新しい図案を作るときに「C2C編み」を選び、サイズを横のブロック数×縦のブロック数で指定します。あとはブラシ、塗りつぶし、直線、図形のツールで色を置くか、写真を変換して結果を編集します。図案ができたらPDFをエクスポートします。図案のページ、色ごとのブロック数が入った毛糸の記号表、段ごとの編み方が含まれます。段ごとの編み方は、プレーンな.txtファイルとしてもダウンロードできます。

段ごとの編み方も書き出せますか? それとも図案だけですか?

C2C編みなら両方です。すべての段を編む順に書き出します。方向の矢印、表(RS)か裏(WS)か、色ごとのブロック数、その段のブロックの合計を、描いた図案から計算し、米国式の用語で記載します。細編み、タペストリークロッシェ、方眼編み、モザイク編みのグラフガンでは、図案そのものが成果物です。これらはまっすぐ往復して編む技法で、その編み方を書き出す機能はまだありません。

ブランケットは何段になりますか?

横Wブロック×縦Hブロックの図案は、W+H−1段の斜めの段で編みます。60×60の図案なら119段で、いちばん長いのは60段目です。段数は図案に印刷され、増減が切り替わる段にも印が付きます。

どの毛糸の色で編めますか?

並太(worsted)のパレットを3種類内蔵しています。Red Heart Super Saver(72色)、Caron One Pound(46色)、Bernat Super Value(60色)です。色は公式の商品写真から採取した近似色で、公式の値ではありません。カラーコードを公開している毛糸メーカーはなく、染めのロットによっても色が変わります。大きなブランケット用に買う前に、必ず実物の色見本か毛糸で確認してください。

必要な毛糸の量はわかりますか?

毛糸の記号表に、ブロック数から計算した色ごとのヤード数と玉数の目安が出ます。並太1ブロックあたり約2.5ヤードに10%の余裕を加え、常に切り上げています。図案を作る前にブランケットのサイズを決めて毛糸を買いたい場合は、かぎ針編みブランケット計算ツールをお使いください。あくまで目安で、1ブロックあたりの糸量はかぎ針、手加減、毛糸そのものによって変わります。同じロットの毛糸を1玉多めに買っておいてください。

ミニC2Cには対応していますか?

まだ対応していません。ブロックは標準の「鎖3目+長編み3目」で、並太の毛糸と8/0号(5mm)のかぎ針を想定しています。中長編みでブロックを作るミニC2Cはまだ提供していないサイズ違いのため、ブロック数と仕上がりサイズは標準のブロックを前提にしています。

このC2C編み図案作成ツールは無料ですか?

はい。すべてブラウザーで動作し、登録もダウンロードも不要です。作成、編集、PNGのエクスポートまでは無料です。お支払いが必要なのは、印刷用PDFをダウンロードするときだけです。

描く代わりに写真を変換できますか?

はい。写真をアップロードすると、選んだ毛糸のパレットに1ブロックずつ対応させます。ほかの手芸と同じ、決まった計算による変換で、AIが図案を考え出すわけではありません。編集できる図案としてエディターに開くので、印刷する前にどのブロックも直せます。ご自身が権利を持つ画像、または使用が許可された画像をお使いください。

最初のブランケットの図案を作りませんか?

ダウンロードもアカウントも不要です。図案を描けば、段ごとの編み方が手に入ります。