318種の記号で、2つの色が同じ記号になることはありません

図案の読みやすさは、記号で決まります。Stitchmateの記号は見た目の濃さを測り、見分けやすい順に並べてあり、パレットに必要な数より常に多く用意されています。

記号セットが大切な理由

クロスステッチの図案は記号を並べたグリッドで、記号表がそれぞれの記号がどの糸を表すかを示します。つまり記号セットは、図案の中でいちばん地味でありながら、いちばん影響の大きい部分のひとつです。印刷したサイズで2つの記号が似て見えれば、読み間違えます。ひとつだけ周りより濃い記号があれば、そのたびに目が引っかかります。2つの色が同じ記号を使っていたら、その図案はそもそも間違っています。

厳選した記号セット

この118種の記号が、ライブラリの中心となる厳選セットです。幾何学的な記号、アルファベット、いくつかの星があります。30色の図案なら、すべてこの中から割り当てられ、数字は使われません。

見分けやすさで選ぶ

すべての記号を画像に描き出してほかのすべての記号と比べ、似すぎた組み合わせは外しました。ほとんど同じ斜線入りの四角や、中の文字だけが違う枠付きの文字などです。576点満点の尺度で、セット内のどの2つの記号も70点以上離れています。さらに、新しく加える記号が、すでに選んだ記号とできるだけ似ないように順番を決めています。

色数の少ない図案ほど、記号どうしの差は大きくなります。10色の図案では、いちばん似ている2つの記号でも204点離れています。この差があるから、腕を伸ばした距離からでも2つの目を見分けられます。

見た目の濃さをそろえる

それぞれの記号が、マスのどれだけを実際に塗るかを測っています。セットの塗りの割合は18%から61%、平均42%です。この幅はならしてしまうのではなく、意図して使い分けています。詳しくは、下の「記号の割り当て方」をご覧ください。

色数の多い図案のための数字

パレットの色数が厳選した記号の数を超えると、パレットの中ほどの色に数字が入ります。

…ほか全200種。

数字は手で選ぶのではなく自動で作るので、パレットに必要なだけライブラリを広げられます。塗りの割合は平均49%で、厳選セットの平均42%と同じ範囲に収まっているため、周りの図形の中で数字だけが浮き上がることはありません。すべての数字は同じ正方形の枠と同じ文字の高さを使うので、7も117も同じ大きさ・同じ線の太さで印刷され、片方だけが太く見えることもありません。

数字は、色数の多い図案の中ほどでこそ役に立ちます。200色の図案で記号を探すには、ほとんど同じに見える記号の並んだ記号表を目で追うことになりますが、数字ならすぐに引けます。

記号の割り当て方

意識する必要はまったくありませんが、写真を変換するときに何が起きているかを知っておくと役に立ちます。

  1. 実際に刺す量の多い順に色を並べます。 キャンバスをいちばん広く占める色が最初です。
  2. 背景の色には、いちばん軽い記号を割り当てます。 濃い記号が広い範囲に並ぶと図案が真っ黒に見え、読むのに疲れます。
  3. いちばん少ない色には、濃くて目立つ記号を割り当てます。 キャンバスのあちこちに数マスずつ散らばる単独の目です。目立つ記号だからこそ見つけられます。
  4. 似た色には、似ていない記号を割り当てます。 ほとんど見分けのつかない2本の糸には、ひと目で見分けられる2つの記号が付きます。
  5. すべての色に、別々の記号が付きます。 例外はありません。ライブラリには、図案で使える最大256色より多くの記号があります。

単独の目には目立つ記号を

ふつうに考えれば、いちばんよく使う色にいちばんよい記号を付けたくなります。Stitchmateは少ない色の側で、あえてその逆を行います。背景の色の記号は最初の10分で覚えてしまい、二度と探すことはありません。しかも濃い記号が広い範囲に並ぶと図案が真っ黒に見え、読むのに疲れます。探すことになるのは散らばった単独の目なので、そこにセットの中でいちばん濃く、いちばん目立つ記号を付けます。

200色の図案では、いちばんよく使う4分の1の色の塗りの割合が約31%、いちばん少ない4分の1の色が約52%になります。中ほどには数字が入ります。覚えられる程度にはよく使い、探し回るほど少なくはない色です。

似た色には、似ていない記号を

ほとんど見分けのつかない2色、たとえばグラデーションの隣り合う段階や、黒に近い2色は、色が手がかりにならないため、記号だけで区別しなければならない組み合わせです。多くの図案作成ソフトはパレットの順番どおりに記号を割り当て、この点を運に任せています。

Stitchmateは、これを測っています。取り違えそうなほど近い色の組み合わせごとに、2つの記号がどれだけ似て見えるかを確かめ、危ない組み合わせがなくなるまで色どうしで記号を入れ替えます。200色の図案では、まぎらわしい記号の組み合わせが61から6に減ります。

どの割り当ても、自分で変更できます。色をクリックして別の記号を選び、その記号がすでに使われていれば2つの色が入れ替わります。手で変更しても、記号が重なったり、記号のない色ができたりすることはありません。

図案を描くすべての場所で

同じ記号セットを、画面上のエディター、印刷用PDFの図案、PNGの図案エクスポート、糸の記号表の記号欄で使っています。画面で確かめたものが、そのまま紙の上で刺す図案になります。

記号についてよくある質問

クロスステッチ図案の記号にはどんな意味がありますか?
記号そのものには意味がありません。記号ごとに意味が決まっている編み図とは違い、クロスステッチの記号は自由に割り当てた目印です。どの記号がどの糸を表すかは、図案ごとの記号表で決まります。ある図案では三角がDMC 310でも、別の図案ではDMC 823かもしれません。必ず、手元の図案の記号表を確かめてください。クロスステッチの記号とその意味(英語)のガイドで、よく使われる決まりをひととおり説明しています。
2つの色が同じ記号になることはありますか?

ありません。Stitchmateは図案のすべての色に別々の記号を割り当てます。ライブラリには、図案で使える最大256色より多くの記号があります。万一記号が重なりそうになった場合は、まぎらわしい図案を出力するのではなく、エクスポートを止めます。

色に付く記号は変更できますか?

はい。パレットパネルで色をクリックし、ライブラリから別の記号を選んでください。選んだ記号がすでに使われている場合は、2つの色の記号が入れ替わります。記号が重なったり、記号のない色ができたりすることはありません。

数字を記号に使う図案があるのはなぜですか?

数字が使われるのは、厳選した記号の数より色数が多い図案だけで、パレットの中ほどの色に割り当てられます。いちばん多く使う色には軽い記号を残して広い面を読みやすくし、いちばん少ない色には濃くて目立つ記号を残して、散らばった単独の目を見つけやすくしています。色数の多い図案では、長い記号表から探すとき、図形をもうひとつ増やすより数字のほうが早く見つかります。

小さく印刷しても記号は読みやすいですか?

それこそが、このライブラリの設計の前提です。それぞれの記号が、ほかの記号と比べてどれだけのインクを使うかを測っているので、印刷した図案で、隣り合う記号の中にひとつだけ黒いかたまりや、かすれた点のように見える記号が出ることはありません。

これらの記号は、クロスステッチ用ソフトの共通規格ですか?

共通の規格はありません。図案作成ツールはそれぞれ独自の記号セットを使っており、だからこそ記号表が大切です。Stitchmateからエクスポートした図案には記号も一緒に保存されるので、Stitchmateのファイルを読める他の刺繍アプリでも同じ見た目で開けます。