Stitchmate vs Musely

MuselyはAIツール集で、クロスステッチの生成ツールはその中のひとつです。写真をアップロードしてカウントを選べば、図案ができあがります。Stitchmateも写真を変換し、そのうえで図案を60+メーカーの糸、レイヤー、バックステッチ、フレンチノットを備えた本格的な図案エディターで開き、 Pattern Keeper対応のPDF を買い切りの価格でエクスポートできます。

クロスステッチ用ソフトの比較マップ。使いやすさとプロ向け機能の2軸で、Stitchmate、PCStitch、WinStitch、Stitch Fiddle、FlossCrossなどを配置しています。
クロスステッチ用ソフトの比較マップ。使いやすさとプロ向け機能の2軸で、Stitchmate、PCStitch、WinStitch、Stitch Fiddle、FlossCrossなどを配置しています。
Stitchmate
他のソフト
今後の予定

ひと言でいうと

詳しく読む時間がない方のために、要点をまとめました。

Muselyが向いているのは…

  • 水彩風やカートゥーン風などのスタイルプリセットを使い、数クリックで写真から図案を作りたい。あとから編集するつもりはない
  • ほかのAIツールのためにすでにMuselyを契約していて、手持ちのクレジットで図案を作れる
  • 顔や文字、輪郭のまわりに、バックステッチの線を自動で加えてほしい
  • DMCかAnchorの糸を使い、アイーダは一般的な5種類のカウントで足りる
  • ときどき無料で図案を出力できれば十分

Stitchmateが向いているのは…

  • 図案に手を加え続けたい。ブラシ、塗りつぶし、レイヤー、テキスト、自分で配置するバックステッチを使いたい
  • Cosmo、Madeira、Sullivans、手染め糸を使う、または図案全体を別のメーカーの糸に置き換えたい
  • Pattern Keeperで図案を見ながら刺すので、問題なく開けるPDFがほしい
  • 画面上で正確なだけでなく、気持ちよく刺せる図案にするため、単独の目の整理とFLOW Scoreを使いたい
  • AIの月額サブスクより、1回払い(1図案$7.99、または自動更新のないパス)がいい

対応環境と利用方法

どちらもブラウザーで動き、インストールは不要です。違うのは、どんな製品なのかという点です。Muselyは大きなAIツール集の中の生成ツールで、Stitchmateは図案エディターそのものです。

機能StitchmateMusely
対応環境あらゆるブラウザー(Windows、Mac、Linux、Chrome OS、iPad)あらゆるブラウザー
製品の種類写真の変換を内蔵した本格的な図案エディター汎用AIツール集の中にある、写真から図案を作る生成ツール
ダウンロード不要不要
オフラインでの利用デスクトップアプリ(Mac、Windows、買い切りパスが必要)、ブラウザーでは接続が必要記載なし(ウェブサービス)
無料プラン✓(エディターの全機能、PNGエクスポート、1日の上限なし)無料プランあり(Muselyのページで記載が異なり、生成ツールのページでは1日3回、料金ページでは30日ごとに25メディアクレジット)
図案の最大サイズ2000×2000目記載なし(元画像は4096×4096pxまで、出力画像は1K、2K、4K)
既存の図案ファイルを開く✓(.PAT、.OXS、.XSD、.aseprite)記載なし

写真の変換

写真の変換はMuselyの製品そのものなので、ここがいちばん公平に比べられる部分です。Muselyの生成ツールは速く、輪郭を自動で加える処理もあり、人物や文字の図案では本当に便利です。内部では、フォームの設定がAI画像モデルへのプロンプトになっていて、出力は1K、2K、4Kのいずれかです。Stitchmateが力を入れているのは、最初の変換のあとです。単独の目(英語)を整理し、刺しやすさを評価し、プレビューをリアルタイムで見ながら調整できます。

機能StitchmateMusely
読み込める写真の形式PNG、JPEG、WebP、SVG、GIF(アニメーションも可)、BMP、HEIC/HEIFPNG、JPG、HEIC(12MBまで)
布のカウントカウントと目数を自由に設定11、14、16、18、22カウント
色数調整可能、変換後もパレットを自由に編集15、30、50、100色まで(有料の詳細設定、ページの説明文では8〜80色)、手動での固定と差し替え
ドット絵モード✓(1ピクセル=1目)記載なし
カラースタイル✓(白黒、セピア、2色調、3色調、カスタムパレット)✓(スタイルプリセット:Classic Grid、Minimalist、Watercolor、Cartoon)
単独の目の整理(英語)✓(自動、強さを調整可能、図案全体またはブラシで範囲を指定)記載なし
FLOW Score(英語)✓(刺しやすさを0〜100で評価)—
バックステッチの自動輪郭—(手で描く)✓(自動の輪郭処理、編集可能)
調整中のリアルタイムプレビュー✓変更のたびに再出力(カウントは生成後に切り替え可能)

対応する糸

Muselyは色を標準でDMCに対応づけ、有料の詳細設定としてAnchorと2種類の汎用パレットを用意しています。多くの刺し手にはこれで足ります。フォームにはほかのメーカーがないので、Cosmo、Madeira、手染め糸は選べず、完成した図案を別のメーカーの糸に置き換える方法も記載されていません。

機能StitchmateMusely
糸のメーカー50以上(DMC、Anchor、Cosmo、Madeiraなど)DMC(「447-color DMC floss set」)、Anchor、2種類の汎用パレット(Anchorと汎用パレットは有料の詳細設定)
手染め糸✓(Weeks Dye Works、Gentle Artなど)記載なし
知覚に基づく色の照合✓(CIEDE2000)対応をうたっている(「perceptual color-difference matching」)
糸の置き換え✓(60+メーカーすべての間で1クリックで置き換え)記載なし
糸のブレンド✓(複数の糸を引きそろえたブレンド、記号表にも表示)記載なし
必要なかせ数の目安✓(PDFに糸の長さと購入リストのページ)記載なし

編集ツール

Muselyで編集できるのはパレットの単位です。糸の色の固定や差し替え、輪郭のオン/オフ、キャプションの追加ができます。Stitchmateでは1目単位で編集できます。デスクトップの図案作成ソフトにあるようなツールが、ブラウザーで使えます。

機能StitchmateMusely
描画ツール✓(ブラシ、塗りつぶし、直線、図形、グラデーション)—(色の固定と差し替えのみ)
選択ツール矩形、なげなわ、自動選択、変形記載なし
レイヤー✓(無料)記載なし
テキストツール✓(クロスステッチ用フォント、グリッド上で編集可能)✓(有料の詳細設定でテキストやキャプション)
バックステッチの描画✓(自由な角度、線ごとに糸の本数を設定)自動の輪郭、手作業で編集可能
対称モード✓記載なし
カラーバリエーション(別の配色)✓記載なし
元に戻す / やり直す、自動保存✓記載なし

ステッチの種類

Muselyが記載しているのは、通常のクロスステッチと輪郭のバックステッチです。分数ステッチについてはページに記載がないため、「なし」ではなく「記載なし」としています。

機能StitchmateMusely
クロスステッチ(フルステッチ)✓✓
ハーフステッチ✓記載なし
クォーターステッチとスリークォーターステッチ✓記載なし
プチステッチ✓記載なし
バックステッチ✓(角度は自由)✓(自動の輪郭)
フレンチノット✓記載なし

エクスポート

どちらも記号表つきの印刷用PDFを出力できます。StitchmateのPDFはPattern Keeperにも対応し、用紙サイズ、分割サイズ、グリッドのスタイル、表紙、独自の説明ページ、自分のブランディングまで細かく設定できます。

機能StitchmateMusely
PDF図案✓(複数ページ、有料オプション)✓(記号表つきの印刷用PDF)
Pattern Keeper対応✓(すべての有料オプション)記載なし
PNG / 画像エクスポート✓(無料)✓(1倍と2倍のプレビュー)
SVGエクスポート✓(有料オプション)記載なし
編集できる図案ファイル(.OXS)✓記載なし
カラー+白黒+Pattern Keeperのセット✓(1つのZIPでダウンロード)記載なし
PDFの独自ブランディング✓(ロゴ、QRコード、SNS。Plus PassではStitchmateのロゴなし)記載なし
商用ライセンス✓(Plus Pass)✓(Creatorプラン以上)

料金

Muselyが販売しているのはAIツール集全体のサブスクリプションで、クロスステッチの生成ツールはその一部です。Stitchmateが販売しているのは印刷用PDFのエクスポートという1つの機能だけで、どのオプションも更新のない1回払いです。料金は2026年9月時点のMuselyの料金ページによるものです。価格は米ドル(USD)です。

オプションStitchmateMusely
無料プラン✓(エディターの全機能、PNGエクスポート、PDFのプレビュー)無料プラン:30日ごとに25メディアクレジット、画像1枚に10クレジット(生成ツールのページでは1日3回)
1図案$7.99(PDFをずっと出力可能、編集後も可)—
まとめ買いパック5図案$12(1図案$2.40)または10図案$20(1図案$2)、有効期限なし—
月単位30日間でPersonal $14.99 / Plus $24.99(1回払い、自動更新なし)Creatorは月払いで月$19.90、または年払いで年$119.90(月あたり約$9.99)。解約するまで自動更新
買い切りPersonal $99 / Plus $149—
商用ライセンスPlus Pass(30日間、1年間、または買い切り)Creatorプラン以上

実際に使ってみるとどう違うか

機能の表だけを見ると一方的に見えますし、ある意味ではそのとおりです。エディターのほうが生成ツールより表の行が多くなるのは当然です。ただ、それではMuselyの得意なところが見えなくなるので、それぞれがどんな使い方を前提に作られているかを公平に見ておきます。

Muselyは2分で済むツールです。写真をアップロードし、5種類のカウントから1つと色数を選び、必要ならスタイルプリセットを選んで、PDFをダウンロードします。自動の輪郭処理は、顔や文字のまわりの細いバックステッチの線が大きな役割を果たす人物や文字の図案では、本当に便利です。その図案がまさに刺したいものなら、それで完了で、エディターの使い方を覚える必要もありません。その代わり、図案は完成品として渡されます。PDFとPNGであって、翌週に開き直して手を加えられる図案ファイルではありません。

Stitchmateは、変換を最後ではなく最初の一歩として扱います。同じ写真を写真から図案への変換に読み込みますが、色、サイズ、細かさを調整するとプレビューがリアルタイムで更新され、その結果に対して、1回きりの生成ツールにはない2つのツールが使えます。単独の目の整理(英語)は、写真を変換した図案を刺しにくくする、散らばった1目ずつの目を、図案全体で、またはブラシで選んだ範囲で取り除きます。FLOW Score(英語)は、色の細切れ具合、まとまり、最適化、作業のしやすさから算出する0〜100のスコアで、糸を1かせ買う前に、刺繍枠に張ったときの刺し心地が分かります。そのあと図案は本格的なエディターで開きます。ブラシ、塗りつぶし、グラデーション、選択、レイヤー、クロスステッチ用フォントのテキストツール、どの角度でも描けるバックステッチがあります。

糸のメーカーの問題は、見た目以上に重要です。Muselyは標準でDMCに対応づけ、有料プランではAnchorか2種類の汎用パレットのどれかに対応づけます。多くの刺し手にはこれで足ります。しかし、近所の手芸店で扱っているのがCosmoやMadeiraだからそれを使っている方や、Weeks Dye Worksを引き出しいっぱいに持っている方は、1色ずつ手で換算表を引くことになります。Stitchmateは60+メーカーの糸のカタログを備え、図案全体を1クリックで別のメーカーに置き換えます。よく使われるのはDMCからAnchorへの換算ですが、Cosmo、Madeira、Sullivans、手染め糸も同じように使えます。

料金の考え方も、はっきり違う点です。MuselyはAIツール集のサブスクリプションです。すでに契約していれば手持ちのクレジットで図案を作れますし、たまに刺す程度なら無料プランで足りるかもしれません。Stitchmateは編集にもPNGエクスポートにも料金がかからず、料金が発生するのは印刷用PDFがほしいときだけです。1図案なら$7.99を1回、または自動更新されずに静かに期限が切れるパスです。どちらの方式も間違いではありません。一方は多くのAIツールを1か所で使いたい方に、もう一方は図案1つ分を払って終わりにしたい方に向いています。

Muselyが記載していないこと:Muselyのページには、Pattern Keeper、分数ステッチ、編集できるエクスポート形式についての記載がありません。これらは、ないと決めつけずに「記載なし」としています。どれかが大事な場合は、プランを契約する前に無料で図案を出力して試してください。

図案を販売する方へ:MuselyのCreatorプランには、生成した図案の商用ライセンスが含まれます。StitchmateのPlus Pass(30日間$24.99、または買い切り$149)には、商用ライセンスに加えて、購入者の目に留まる機能が含まれます。PDFに入れる自分のロゴとQRコード、Stitchmateのロゴを完全に外せるオプション、独自の説明ページです。詳しくは図案を販売する方向けの機能をご覧ください。価格は米ドル(USD)です。

Muselyの代わりを探している方へ:写真変換の手軽さはそのままに、結果を編集したり、糸のメーカーを切り替えたり、Pattern Keeper向けにエクスポートしたりしたいなら、Stitchmateは同じ最初の一歩と、その先のすべてに対応しています。

いちばんの比較方法は、両方試すこと

Muselyには試せる無料プランがあります。StitchmateはPNGエクスポートまで無料で、1日の上限もありません。同じ写真をそれぞれで変換して、どちらの図案を刺したいか比べてみてください。

4.29/5639人のユーザーより“I love the PDFs it creates.” — Vermont Stitchy Co

スマートフォン、タブレット、パソコン、どの端末でも使えます。デスクトップ用ソフトは必要ありません。

すべての比較 · すべての機能 · 12本のソフトを比較(英語) · 写真から図案に変換 · 写真変換のガイド(英語) · DMC色見本 · Stitch Fiddleとの比較 · FlossCrossとの比較 · KG-Chartとの比較

比較対象の1つであるStitchmateが公開しています。 最終更新日: 2026年9月18日。他社の情報は、各社の公式サイトで確認しています。

継続的に開発中 — 過去1年間に82回アップデート、直近は. 新着情報を見る →

よくある質問

Muselyのクロスステッチ図案生成ツールとは?

Musely(musely.ai)は一般向けのAIツールのサイトで、クロスステッチ図案の生成ツールはその中のひとつです。写真(PNG、JPG、HEIC、12MBまで)をアップロードし、布のカウントを11、14、16、18、22から選び、色数を選びます(フォームでは15、30、50、100色まで、ページの説明文では8〜80色)。色と記号の記号表がついた印刷用のPDF図案と、PNGのプレビューが出力されます。色は標準でDMCに対応づけられ、Anchorと2種類の汎用パレットは有料の詳細設定です。フォームの設定はAI画像モデルへのプロンプトで、出力は1K、2K、4Kのいずれか。輪郭にバックステッチを加える自動の輪郭処理もあります。

StitchmateとMuselyのいちばんの違いは?

できることの範囲です。Muselyは写真から図案を生成し、色の差し替え、輪郭のオン/オフ、キャプションの追加ができます。Stitchmateも写真を変換しますが、その変換を中心に本格的なエディターが備わっています。ブラシ、塗りつぶし、グラデーション、選択、レイヤー、テキスト、自由な角度のバックステッチ、フレンチノットがあるので、生成した図案は完成品ではなく出発点です。また、既存の.PAT、.OXS、.XSDの図案をインポートでき、糸はDMCとAnchorだけでなく60+メーカーに対応しています。

Muselyでクロスステッチ図案を無料で作れますか?

一部は無料です。Muselyのページでは無料枠の説明が食い違っています。生成ツールのページではStarterで1日3回まで無料で図案を出力できるとあり、料金ページでは30日ごとに25マルチメディアクレジットの無料プランがあり、標準の画像1枚に10クレジットかかると書かれています。それ以上はMuselyの有料プランが必要で、Creatorは月払いで月$19.90、年払いで年$119.90(月あたり約$9.99)です。Stitchmateの無料枠には1日の上限がありません。エディターのすべての機能とPNGエクスポートは無料で、料金がかかるのは印刷用PDFがほしいときだけ。1図案なら$7.99からです。価格は米ドル(USD)です。

MuselyはPattern Keeper対応のPDFを出力できますか?

Muselyの生成ツールのページにはPattern Keeperについての記載がないため、対応しているかどうかは分かりません。StitchmateのPDFエクスポートは、1図案の購入、まとめ買いパック、パスのどの有料オプションでもPattern Keeperに対応しています。また、Pattern Keeper側で表示されなくなるバックステッチの区間や分数ステッチの数を、エクスポートの画面で事前に知らせます。

Muselyが対応している糸のメーカーは?

標準はDMCで、Anchorにも対応しています。Muselyの生成ツールは「the full 447-color DMC floss set」(DMC刺繍糸447色すべて)と照合すると説明しており、糸のメーカーの設定(有料の詳細設定)ではAnchorと、「Generic Vibrant Colors」「Generic Muted Tones」という2種類の汎用パレットも選べます。Stitchmateは60+メーカーの糸のカタログを備えています。DMC、Anchor、Cosmo、Madeira、Sullivans、Kreinikに加え、Weeks Dye WorksやGentle Artなどの手染め糸もあり、図案全体を1クリックで別のメーカーに置き換えられます。

Muselyはバックステッチを自動で加えますか?

はい。Muselyの生成ツールには「auto outline pass for portraits, lettering, and high-contrast edges」(人物、文字、コントラストの強い輪郭向けの自動輪郭処理)があり、結果は手作業で編集できるとしています。Stitchmateはバックステッチを自動生成しません。バックステッチツールで角度を問わず描き、線ごとに糸の本数を設定します。PDFにはバックステッチだけを重ねたページを別に印刷できるので、まずすっきりしたグリッドでクロスステッチを刺せます。

Muselyの図案をStitchmateで編集できますか?

直接はできません。Muselyが出力するのはPDFとPNGで、どちらも編集できる図案形式ではありません。元の写真があれば、Stitchmateで変換すると、単独の目の整理、FLOW Score、すべてのツールが使える編集可能な図案になります。ほかのソフトの図案なら、Stitchmateは.PAT(PCStitch)、.OXS(WinStitch/MacStitch)、.XSD(Pattern Maker)のファイルを直接開けます。

StitchmateもMuselyのようなサブスクですか?

いいえ。Stitchmateのオプションはすべて1回払いで、自動更新はありません。1図案の購入は$7.99、5図案$12(1図案$2.40)または10図案$20(1図案$2)、Personal Passは30日間$14.99または買い切り$99、商用ライセンスつきのPlus Passは30日間$24.99または買い切り$149です。Muselyの有料プランは、AIツール集全体の月額または年額のサブスクリプションです。価格は米ドル(USD)です。