塗りつぶし
図案の範囲をクリック1回で塗りつぶせます。背景の色づけ、形の色替え、範囲の消去、選択範囲の中だけの塗りつぶしにも。元に戻すも1回で済みます。
- ショートカット
- G
- 場所
- 左のツールバー → 塗りつぶし
キーボードと修飾キー
- G
- 「塗りつぶし」ツールに切り替え
- 右クリックまたはAlt+クリック
- 塗りつぶす代わりに範囲を消去
基本
「塗りつぶし」は、いわゆるペンキバケツです。1回クリックすると、同じ色でつながった範囲全体が選んだ色に変わります。背景、輪郭の内側、空の一部などです。大きな形をまとめて色づけしたり、ブラシですべてのステッチをなぞらずに一部分の色を替えたりするのに、いちばん早い方法です。
塗りつぶしは、変わったステッチの数にかかわらず元に戻す1回分なので、Cmd/Ctrl+Zですべて元どおりになります。
クイックスタート
- パレットで色を選びます。
- Gキーを押すか、左のツールバーの「塗りつぶし」をクリックします。
- 変えたい範囲の内側をクリックします。
図案ですでに使っている色を使いたいときは、先にパレットでその色をクリックします。ブラシで描いている途中なら、Cmd/Ctrlキーを押しながらクリックすると、ツールを切り替えずに塗りつぶせます。
塗りつぶしのしくみ
塗りつぶしは、クリックしたステッチから始まり、上下左右に接している同じ色のステッチすべてへ広がります。違う色か図案の端で止まります。
ここから2つのことがわかります。
- 輪郭は閉じている必要があります。 ステッチが1つ欠けているだけで、色がすき間から漏れて背景まで塗りつぶされます。角だけで接しているステッチからは漏れないので、斜めの輪郭でも問題ありません。
- 似ている色は同じ色ではありません。 画面では同じに見える2つの色でも別の色なので、その間で塗りつぶしは止まります。
塗りつぶしは各ステッチの色の組み合わせをそのまま見るので、DMC 310と3371の市松は、310単色とは別の1色として扱われます。
よくある使い方
- 背景: 何もない背景をクリックして、布の色や単色の下地にします。
- 輪郭の内側: ブラシか直線ツールで輪郭を描き、内側を塗りつぶします。
- 一部分の色替え: 1色のまとまりをクリックして別の色に替えます。つながっていなければ、ほかの場所の同じ色はそのまま残ります。
- 写真から変換した図案の手直し: 周りと違う色の小さなかたまりをクリックして、周りの色に合わせます。
つながった範囲だけでなく、図案全体である色を変えたいときは、パレットを使います。色の編集をご覧ください。
選択範囲の中だけを塗りつぶす
塗りつぶしたい範囲が、残したい部分まで続いていることがあります。たとえば、木の後ろまで広がる空です。そういうときは選択範囲で囲みます。
- 変えたい部分を選択範囲で囲みます。
- 選択ツールのメニューで「編集を選択範囲内に限定」をオンにします。
- 塗りつぶしで内側をクリックします。
同じ色が外まで続いていても、変わるのは選択範囲の中のステッチだけです。「編集を選択範囲内に限定」がオフのときは、選択範囲があっても塗りつぶしは止まりません。
塗りつぶしの密度と消しゴム
オプションバーで、塗りつぶしで置く内容を決めます。
- 「塗りつぶし: 単色」(初期設定)は、範囲のすべてのステッチに色をつけます。「市松」は、選んだ密度で色をつけ、残りをサブカラーで埋めます。質感を出したり、2色を混ぜたりするのに使います。サブカラーが消しゴムなら、すき間は空のまま残ります。
- 「ステッチ」では、クロスステッチの代わりにハーフステッチなど、選んだステッチで塗りつぶします。
- 「消しゴム」は、範囲に色をつける代わりに、範囲全体を消去します。右クリックかAlt+クリックでも同じです。消去するときは塗りつぶしの密度は関係なく、ステッチがまるごと消えます。
ヒントと注意点
- 塗りつぶしすぎた? 輪郭にすき間があります。元に戻して、すき間をふさいでから塗りつぶし直すか、選択範囲で囲みます。
- 塗りつぶしが足りない? 紛れ込んだステッチか、ほとんど同じ色がじゃまをしています。境目を拡大してみましょう。
- 右クリックで範囲を消去できます。 広い範囲を一度に空にする、いちばん早い方法です。
- ブラシからも塗りつぶせます。 Cmd/Ctrlキーを押しながらクリックします。
- 塗りつぶし全体が元に戻す1回分です。 範囲がどれだけ大きくても同じです。