グラデーション

空、花びら、背景に、2色以上の糸の色をなじませて陰影をつけます。ドラッグで方向を決め、色を選べば、Stitchmateがステッチを配置します。

場所
左のツールバー → 「塗りつぶし」のドロップダウン → グラデーション
キーボードと修飾キー
Shift(ドラッグ中、線形)
グラデーションの角度を15°刻みにそろえる
Shift(ドラッグ中、円形)
楕円ではなく正円にする
Alt(ドラッグ中)
グラデーションの向きを反転
右ドラッグ
グラデーション状に消去
Space
キャンバスを移動

基本

1色の平らな面は、空、池、背景をシールのように見せてしまうことがあります。グラデーションツールは、そこに陰影をつけてくれます。地平線に向かって淡くなる空、濃い色から淡い色へ移る花びら、太陽を中心に輝く夕焼け。範囲をドラッグすると、2色以上の糸のステッチを配置して、端から端へ色がなじむようにします。

左のツールバーの「塗りつぶし」のドロップダウンの中、塗りつぶしツールの隣にあります。

選択した空の範囲: パレットで4つの青を選び、上から下へ1回ドラッグすると、空が濃い青から淡い青へ移り変わる

クイックスタート

  1. 陰影をつけたい範囲を選択します。選択範囲がないと、グラデーションは図案全体にかかります。
  2. 「塗りつぶし」のドロップダウンを開き、「グラデーション」を選びます。
  3. 色を選びます。 シンプルになじませるならメインカラーとサブカラーを、複数の色を使うならパレットで色をCmd/Ctrl+クリックします。
  4. なじませ始めたい場所から終わらせたい場所までドラッグします。Shiftキーで角度をそろえ、Altキーで向きを反転します。
  5. 指を離すとステッチが配置されます。Cmd/Ctrl+Zでグラデーション全体を一度に取り消せます。

仕上がり別のグラデーション選び

作りたいもの試す方法
地平線に向かって淡くなる空や水面範囲を選択し、明るい色から暗い色まで3〜5色の青を選んで、上から下へドラッグ(線形)
光、太陽、光を受けた丸い形「円形」で、明るい色から暗い色までの暖色を選び、中心から外へドラッグ
花びらなど、1つの形の陰影形を選択し、光の当たる方向へドラッグ
背景へのやわらかな境目サブカラーなしで1色を選び、境目を短くドラッグ(詳細)
均等な縞や帯2色で「反転繰り返し」にして、短くドラッグ
塗りつぶした範囲の一部をフェードアウト右ドラッグでグラデーション状に消去

色がなじむしくみ

1目は1色の糸です。絵の具のようにマスの中で刺繍糸を混ぜることはできないので、グラデーションは、刺繍をする人が昔から手でしてきたことをします。隣り合う2色のステッチを散らし、一方の端ではほぼ1色目、もう一方の端ではほぼ2色目、その間では割合を少しずつ変えていきます。ふつうの距離から見ると、目がそれを混ぜ合わせ、なめらかな変化に見えます。

近くで見ると、どのグラデーションも細かい点の集まりに見えます。それで正常なので、評価するときは縮小してください。

同じ青から白への空を2つ: 縮小するとなめらかなグラデーションに見え、拡大するとそれぞれの色のステッチが散らばっているのが見える

色を選ぶ

2色の場合: パレットで何も選択していなければ、グラデーションはドラッグの始点のサブカラーから、終点のメインカラーへとなじみます。ドラッグ中にAltキーを押すと、両端が入れ替わります。

3色以上の場合: パレットで色を選ぶと、グラデーションはその順にすべての色を、ドラッグの長さに均等に配置してなじませます。最大32色です。

  • Cmd/Ctrl+クリックで、クリックした順に1色ずつ加えます。明るい色から暗い色へ(または暗い色から明るい色へ)と、順番を意識してクリックしましょう。
  • Shift+クリックで、隣り合う色をまとめて選びます。パレットを色の系統で並べているときに便利です。

2つ以上の色を選んでいる間は、ツールのオプションに色が並んで表示され、グラデーションはメインカラーとサブカラーの代わりにその色を使います。ドラッグ中は方向の矢印がその色で描かれるので、指を離す前に順番を確認できます。メインカラーとサブカラーに戻すには、色の並びの横にある「クリア」をクリックします。

たいていは、同じ糸の系統から3〜5色を選ぶといちばんよくなじみます。同じ色の隣り合う色はなめらかな陰影になり、大きく違う色は細かい点が目立って見えます。

パレットで4つの緑を明るい色から暗い色へCmd/Ctrl+クリックし、選択した葉を1回ドラッグする

色の位置を調整する

初期設定では、各色がグラデーションを均等に分け合います。ある色の幅を広げたいときは、ツールのオプションで色の並びをクリックして、色の位置の編集画面を開きます。

  • 中間の色のスライダーをドラッグして、前寄りか後ろ寄りに動かします。最初と最後の色は、ドラッグの両端に固定されます。
  • 「反転」は、間隔を保ったまま色の並びを逆にします。
  • 「均等」は、色をまた均等に配置します。

たとえば、暗い色を後ろに寄せると、明るい部分が長く続き、そのあと急に影に落ちます。

変更は次のドラッグから反映されます。別の色の組み合わせを選ぶと、間隔は均等に戻ります。

4色の並びで色の位置の編集画面を開いた状態。3色目を終点側に寄せて、明るい色がグラデーションの大部分を占めている

線形と円形

ツールのオプションで、グラデーションの形を選びます。

  • 「線形」は、ドラッグに沿ってまっすぐに広がります。空、水面、地平線、片側からの陰影に使います。
  • 「円形」は、ドラッグを始めた場所から輪のように広がり、ドラッグした長さで大きさが決まります。光、太陽、球体など、1点から照らされたものに使います。Shiftキーを押すと、楕円ではなく正円になります。
「線形」と「円形」を並べて比較: 同じ3つのオレンジで、正方形の範囲を同じようにドラッグしたもの

繰り返しモード

ツールのオプションの「繰り返し」で、ドラッグの両端より外側をどうするかを決めます。

  • 「通常」: グラデーションは1回だけで、両端の外側は端の色のままです。たいていはこれで十分です。
  • 「繰り返し」: グラデーションが何度も最初から始まり、始まるたびにくっきりした境目のある縞になります。
  • 「反転繰り返し」: グラデーションが行ったり来たりするので、帯がくっきりした境目なしにつながります。

「繰り返し」や「反転繰り返し」で短くドラッグすると、範囲を帯ですばやく埋められます。

「通常」「繰り返し」「反転繰り返し」を並べて比較: どれも2色で、同じ短いドラッグから作ったもの

フェードアウトと消去

1色を今ある図案にフェードさせる。 サブカラーなしで、パレットで何も選択していないとき、グラデーションは1色をフェードアウトさせます。ドラッグに沿ってステッチがまばらになり、空いた場所にもともとあったステッチはそのまま残ります。塗りつぶした範囲の境目を、背景へやわらかくつなぐのに使います。

ステッチをフェードアウトさせる。 右クリックでドラッグするか消しゴムをオンにすると、同じ減り方でステッチを消します。一方の端ではほとんど消え、もう一方の端ではそのまま残ります。消去は選んだ色にかかわらず同じ減り方を使うので、消しゴムがオンの間は色の並びは表示されません。


一部分だけに陰影をつける

選択範囲がないと、グラデーションは図案全体にかかります。先に範囲(花びら、空、背景など)を選択すれば、グラデーションはその中にとどまり、デザインのほかの部分はそのまま残ります。選択範囲をご覧ください。

グラデーションがどれだけ大きくても、元に戻す1回分です。


ヒントと注意点

  • クリックしても何も起きないときは、 もう少し長くドラッグします。ごく短いドラッグは無視されます。
  • 思っていない色になった? パレットの選択は、色の統合など、ほかのツールと共有されています。残っていた選択がグラデーションの色になるので、その横の「クリア」をクリックします。
  • 色は多ければよいとは限りません。 色が多いと、それぞれの幅が短くなり、ごちゃごちゃして見えます。
  • 評価するときは縮小しましょう。 近くで見ると、どのグラデーションも細かい点の集まりに見えます。
  • 先に選択しましょう。 図案全体に陰影をつけたいのでなければ。